本質を掴んだり、理解するには、様々なアプローチがあると思いますが、ケルビム・パターンもその一つとして活用できるでしょう。

世の中はフラクタル、つまり色々な分野が相似形になっています。これは自然界だけでなく、真理となる原理原則も同様です。

数学の世界でもフラクタルは認められます。

ですから、ケルビム・パターンも、物事の色々なところに見出すことができます。

これは「本質を知るための4つの視点」として活用できます。

聖書から読み取ると、ケルビム・パターンからは以下のような4つの要素の組み合わせが見出せます。

○ケルビム・パターンの要素
   キーワード 神の愛  性格    イエス  その他
獅子 交流    広さ   外交的   王    愛
雄牛 達成    長さ   目的志向的 僕    力
人  探求    深さ   内向的   人    知恵   
鷲  期待    高さ   鳥瞰的   神    ビジョン 

4という数字は、聖書では「全域・領域」を示すので、事象を4つの領域に分ける時に、この4つの切り口を使うと、必要な要素を偏りなく切り出したり、説明できるときがあります。

逆に言えば、「3つの要素」を思いついた時に、隠れたもう一つの要素を見つけ出すことにも使えるでしょう。

この、「隠れた要素を見つけ出す」という視点は、非常に大切なことです。

私たちは文字になっていたり、目に見えているものは、その良し悪しを判断できますが、文字になっていないもの、見落としているものや目の前に無いものについては、なかなか気付かないものなのです。

例えば、何かの契約書をチェックする時も、そこに書かれていることはしっかりチェックしますが、書かれていない大事なこと、つまり、本来契約書に書かかれているべきなのに書かれてないものには気付きにくいものです。

ですから、契約書をチェックする時には、書いてあることを良く吟味すること以上に、書いていないこと、大事なことが抜けていないかを吟味することが重要になります。

契約書だけではなく、「○○法則」の類でも、何か要素を抽出して説明する際に、大切な部分が抜けてしまっているものが少なくありません。

そこで、ケルビム・パターンの4つの視点で物事を見ると、漏れているものを見出す助けになります。

勿論、この4つの切り口しかないわけではありません。

聖書には、他にも意味がある数字がいくつかあります。

例えば成功法則では次の3原則を知ることが大切だと、「聖書に隠された成功法則」に書きました。

○成功3原則
(1)人は、それぞれ目的を持って神によって創造された。
(2)人は、神に似せて創られた最高傑作である。
(3)人は、神から愛されている。

「3」は三位一体の神にも通じる数字です。

また、三角形は安定した形であり、「3」という数字も、物事の本質を表す数字だと言えます。

「聖書に隠された成功法則」では、成功3原則を真に理解することで、人は大きく成功する(爆裂する)と書きました。

続いて、この成功3原則を、ケルビム・パターンに則した4つの要素に再構成して、成功4原則にしてみましょう。

ケルビム・パターンを使った成功4原則は、まず、以下のような仮バージョンになると思います。

○成功4原則(仮)
(1)人は、神から愛されている。
(2)高潔に生きる
(3)人は、神に似せて創られた最高傑作である。
(4)人は、それぞれ目的を持って神によって創造された。

これは最初の成功3原則に「高潔に生きる」を加えただけのものですが、この、「高潔に生きる」という要素も、成功に欠かせない大事な要素です。

順番はケルビム・パターンの獅子・雄牛・人・鷲の要素の順番で並べ替えました。

しかし、これを見ると、「(2)高潔に生きる」だけ、浮いてしまいます。

文法的にも、何かおかしく感じます。

そこで、文章を整えてみると以下のようになります。

○成功の4原則(決定版)
(1)神から愛されていることを知る
(2)高潔に生きる
(3)神に似せて創られた最高傑作であることを理解する
(4)神から与えられた目的を知って、その目的に向かって進む

これで、しっくりしたと思います。

なぜ、しっくりしたのでしょう。

じつは、単に文法的な問題だけではなく、成功の3原則と成功の4原則では、成功に対する視点が次のように異なっているからです。

○3原則の視点(神から見た視点)
神が人間に対して与えているポテンシャルという視点

○4原則の視点(人から見た視点)
人が持つべき意識・行動という視点

前述したように「3」は神を表す概念でもあります。

そして「4」は人間側から捉えた事象を表す概念ともいえます。

3から4への移行は、ここでは、神の視点から人の視点への移行となるわけです。

また、この成功4原則は、「人生の目的を知る4つのステップ」にもかなり近くなります。

○人生の目的を知る4つのステップ
(1)神から愛されていることを知る
(2)高潔に生きる
(3)神と親しく交わる
(4)神の願いを地上でも実現する

「成功4原則」も、「人生の目的を知る4つのステップ」も似ているのは当然で、人が自分の人生の目的に向かって歩む時に、人は大きく成功するからです。

このように、ある分野の領域の要素を知ろうとしたり、本質を理解しようとした場合、ケルビム・パターンの4つの要素・視点で見ることは、とても役立つでしょう。

本来、真理や世の中はシンプルなのですが、そこに混乱が与えられて難しくされていると思ってください。

シンプルにしていくと、どんどん世の中が見えてくることになります。

余談ですが、聖書に書かれた成功の定義は実を結ぶことで、以下の2つが成功の定義です。

○成功の定義(その1)
1) 神と共に歩む
2) 神に似たものとなる

言葉を変えると成功の定義は以下のようになります。

○成功の定義(その2)
1) 人を幸福にする
2) 自分の内面を磨く

非常にシンプルな成功の定義ですが、過去このようにシンプルな表現をされてなかったのは、人にとって大切な成功という分野に混乱が与えられていたからでしょう。

ちなみに、成功者の上の概念として勝利者があり、勝利者についての概念は、別途まとめます。

ケルビム・パターンの4つの要素・領域で切ってわけてみると、しっくりくるものを列記しますので参考にしてみてください。

●社長に必要な資質
1)リーダーシップ(人を引っ張る力)
2)ビジネスモデルを構築する(実践力)
3)知恵 
4)先見性

●さまざまなアプローチ
1)メンタリング  指導する
2)ティーチング  原理原則を教える
3)コーチング   相手の中から答えを引き出す
4)コンサルティング 結論を答える

●コーチに必要な能力
1)受け入れる能力
2)模範を示す能力
3)答えを引き出す能力
4)夢・ビジョンを持たせる能力

●理想とする部下とは(コーチングのゴール)
1)コミュニケーション能力が高い
2)モチベーション・集中力・前進するパワーを持つ
3)思慮深い・頭を使う・創造的なアイディア
4)自立型

●キーワード
1)コミュニケーション
2)パワー
3)リソース
4)ビジョン

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